クリーンルーム換気設備の設置で避けるべき8つのミス

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換気システムは、クリーンルームの設計・建設プロセスにおいて重要な要素の一つです。システムの設置プロセスは、実験室環境やクリーンルーム機器の運用・保守に直接影響を与えます。

過剰な負圧、バイオセーフティキャビネット内の空気漏れ、そして過剰な実験室騒音は、換気システムにおける一般的な欠陥です。これらの問題は、実験室スタッフや実験室周辺で働く人々に深刻な身体的・精神的危害をもたらしました。適切なクリーンルーム換気システムは、良好な換気効果、低騒音、操作の容易さ、省エネ性を備えており、さらに、人間の快適性を維持するために、室内の圧力、温度、湿度を的確に制御する必要があります。

換気ダクトを正しく設置することは、換気システムの効率的な運用と省エネにつながります。今日は、換気ダクトを設置する際に避けるべき問題をいくつか見ていきましょう。

01 エアダクト内部の廃棄物が設置前に清掃または除去されていない

エアダクトを設置する前に、内部および外部のゴミを取り除く必要があります。すべてのエアダクトを清掃・消毒してください。施工後は、ダクトを速やかに密閉してください。内部のゴミが除去されていない場合、空気抵抗が増加し、フィルターや配管の詰まりの原因となります。

02 空気漏れ検出が規則に従って適切に行われていない

空気漏れ検査は、換気システムの施工品質を検証する上で重要な検査です。検査プロセスは、規制および仕様書に準拠する必要があります。照明と空気漏れ検査を省略すると、大量の空気漏れが発生する可能性があります。先行プロジェクトでは、この要件を満たせず、不要な手戻りや無駄が増加し、建設コストの増加につながっています。

03 エアバルブの設置位置が操作やメンテナンスに不便である

各種ダンパーは操作・保守に便利な場所に設置し、吊り天井や壁に点検口を設けてください。

04 ダクトサポートとハンガー間の大きな隙間

ダクトサポートとハンガー間の隙間が大きいと、変形の原因となる可能性があります。また、伸縮ボルトの不適切な使用は、ダクトの重量が吊り上げポイントの耐荷重を超え、ダクトが落下するなど、安全上の問題を引き起こす可能性があります。

05 複合ダクトシステム使用時のフランジ接続部からの空気漏れ

フランジ接続が適切に設置されておらず、空気漏れ検出に失敗すると、過剰な空気量の損失が発生し、エネルギーの無駄が発生します。

06 フレキシブル短管と長方形短管は設置時にねじれる

ショートチューブの歪みは品質上の問題を引き起こしやすく、外観にも悪影響を与える可能性があります。取り付けの際は特にご注意ください。

07 防煙システムのフレキシブル短管は可燃性材料で作られています

防煙・排気システムのフレキシブル短管の材質は不燃性材料でなければならず、耐腐食性、防湿性、気密性、耐カビ性を備えたフレキシブル材料を選定する必要があります。空調システムには結露防止対策を講じる必要があります。空調浄化システムも、内壁が滑らかで粉塵が発生しにくい材料で作られている必要があります。

08 エアダクトシステムにスイング防止サポートがない

実験室の換気ダクトの設置において、水平に吊り下げられたダクトの長さが20mを超える場合は、ダクトの揺れを防ぐために安定点を設ける必要があります。安定点がないと、ダクトが移動したり振動したりする可能性があります。

Airwoodsは、17年以上にわたり、様々なBAQ(建物空気質)問題に対応する包括的なソリューションを提供してきました。また、お客様にプロフェッショナルなクリーンルームエンクロージャソリューションを提供し、総合的なサービスを提供しています。需要分析、プラン設計、見積り、生産発注、納品、施工指導、日常使用時のメンテナンスなど、包括的なサービスを提供しています。当社は、クリーンルームエンクロージャシステムのプロフェッショナルサービスプロバイダーです。


投稿日時: 2020年10月21日

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